英語なんて嫌い
留学前の息子は、まさにそんな状態でした。
実は英語が嫌いだっただけではありません。
外国人に対しても強い苦手意識がありました。
近所にはスリランカから移住してきたご家族がいて、学校や習い事が同じだったこともあり、自然と交流する機会がありました。
でも息子は、その家族に対して決して好意的ではありませんでした。
私がそのお母さんと英語で話していると、不機嫌になったり、大きな声を出したり。
娘さんに対しても、
「何言ってるかわからない」
「あいつ」
そんな言い方をすることもありました。
当時は正直ショックでした。
でも今振り返ると、息子は外国人が嫌いだったのではなく、
「知らないものが怖かった」
のだと思います。
見た目も違う。
言葉も違う。
そんな相手にどう接したらいいかわからなかったんだと思います。
そして英語に対しても同じでした。
「何を言っているかわからないから嫌い」
「やりたくない」
英語を好きになる未来なんて全く想像できませんでした。
娘はそこまで抵抗はありませんでしたが、やはり兄の影響は大きく、少しずつ同じような発言をするようになっていました。
私は心の底から思いました。
このままではまずい。
英語そのものではなく、
「英語や外国人に対する偏見」
が育ってしまうかもしれない。
そんな不安から、私はセブ島への親子留学を決めました。
留学初日から大苦戦
しかし現実は甘くありませんでした。
息子は授業が大嫌い。
先生に話しかけられても、
「NO!」
ばかり。
50分×6コマなんて座っていられません。
最後の方は教室を走り回っていました。
ある日聞いてみました。
「どうして何もやらないの?」
すると息子は一言。
「何言ってるかわからないんだもん」
確かにそうです。
何を言われているかわからない状態で、毎日英語を聞き続けるのは大人でもつらい。
むしろよく頑張っていたと思います。
一方で娘は正反対。
先生と歌を歌ったり、工作をしたり。
まだ日本語すら上手に書けない年齢だったのに、一生懸命アルファベットを書いていました。
そんな二人を見ながら、
「今回の留学、本当に意味があるのかな」
と少し不安になったこともありました。
でも。
そんな息子に、ある日大きな変化が訪れます。
それは留学開始から1週間ほど経った頃のことでした。
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初めて英語を話した日と帰国後の変化