「満月の夜は出産が多い」──そんな話を聞いたこと、ありませんか?🌕
スーパームーンのように、月が地球に近づいて特に明るく輝く夜。「もしかして月の引力が関係してるのかな?」と気になるママも多いはず。
実際、産婦人科の現場でも「満月の日は忙しい」と感じるスタッフがいる一方で、研究では「明確な関係は見つかっていない」という報告もあります。
今回は、スーパームーンとお産の関係について、“科学的な視点”と“ママ目線の体感”の両方から整理してみました。
① 昔から言われる「満月=お産が増える説」
古くから「満月の日は出産が多い」と言われています。月の引力で潮の満ち引きが起きるように、羊水を含む体内の水分にも何かしらの影響があるのでは?と考えられてきました。
また、月の満ち欠けと女性の生理周期(約28日)を重ねて考える文化もあり、“月と女性のリズム”を結びつけて語られることが多いテーマです。
📚引用元:Healthline / El País English
② 科学的には「有意な関係なし」とする研究が多数
多くの統計研究では、月の満ち欠けと出産件数に明確な関連は見られないと報告されています。
たとえば、1970年代に行われたアメリカの大規模分析では、満月の日の出生数は他の日とほとんど差がないという結果に。日本でも同様に、満月・新月・その他の日で出産件数の変化は見られなかったという報告があります。
つまり、「満月だから出産が増える」という説には科学的根拠が乏しいとされています。
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③ それでも“関係ありそう”と感じる理由
とはいえ、「なぜか満月の夜は陣痛が多い」と話す助産師さんも少なくありません。その背景には、気圧やホルモンの変化など、月以外の要因が関係している可能性があります。
気圧が下がると体内の水分バランスや自律神経に変化が起きやすく、それが陣痛や破水のきっかけになるという研究も。満月の明るさが体内時計やメラトニン分泌に影響するという説もあります。
📚引用元:Healthline / BMC Pregnancy and Childbirth
④ スーパームーンの夜に迎えるお産は、特別な思い出に
スーパームーンは、月が地球に最も近づくタイミングの満月。見た目が大きく明るいだけでなく、その“特別な夜”に赤ちゃんが生まれると、より印象的に感じます。
科学的な裏付けはなくても、「月と一緒に新しい命を迎えた」という事実そのものが、ママにとってかけがえのない思い出になるはずです🌕
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🌙まとめ
スーパームーンとお産の関係は、
「科学的な証拠はまだはっきりしないけれど、どこかロマンを感じる」──そんなテーマです。
自然のリズムに寄り添いながら、自分の体の変化を感じてみる。
それだけでも、妊娠期の時間が少し豊かになるかもしれません🌕
